■episode2 (ストラトスフィア:Stratosphere)


episode1からの続き...マッカラン国際空港に降り立ったゲスラー総統閣下、空港に設置されたスロットマシーンには目もくれず、一路ストリップ地区を目指すのであった・・・。向かうは、ラスベガスにそびえ立つ摩天楼「ストラトスフィアタワーホテル」、下衆な男の本格的なレポートが今まさに始まろうとしている。


ゲスラー総統プロフィール

エージェント ゲスラー総統
派遣管轄 主に海外
性別 男性
趣味 意味もなくヌーデイストビーチでたたずむ事
特技 金髪美女にゲスラー砲を発射する事

ほてるタウンサイトに集まりしき諸君!ごきげんよう・・・、息災であったか?

ホテル研究所海外派遣エージェントのゲスラー総統だ、もう憶えたであろう。前回のエピソードでは余談が多過ぎたために本題の調査報告が御座なりであったな。まあ、そう焦るでない、せっかちな男はモテぬぞ!何事にも機は熟し、ウェッティーな状態になってから事は進めるものだ・・・。

もう一度地図を確認しておこう! 今回の目的地はストリップの北に位置するストラトスフィア、下図赤枠の場所である。

空港からストリップ界隈へはタクシーで向かうと20ドル強の料金だが、各ホテルへのシャトルバスならタクシーの半額程度で行けるので、諸君らが利用する際はそちらの方がおすすめであろう。吾輩は忙しい、時間も惜しいのでここはタクシーで向かうとする。

渋滞状況にもよるが10分~20分程走ればストリップ大通りに入り、その通り沿いに面したホテルが軒を連ねる。各ホテル自体が巨大なので隣のホテルまで歩くと余裕で5分以上はかかるため、出歩く際は履きなれた靴をおすすめする。
治安についてだが、この辺りの界隈であれば女性独りでも夜道に不安を感じることはなかろう・・・。

だからと言って全くの無防備では困るぞ!
特に日本人女性にありがちな海外旅行での解放感に浮かれた揚句、ついつい現地で知り合ったナンパ野郎とハレンチ行為に至るという報告は、吾輩の耳にも頻繁に入って来るからだ!
そんな浮かれポンチな気分は日本国内において日常的であって欲しい・・・と、日本男児の憂う声が鳴り響いて止まない。

そう、昔聴いた松任谷由美の「リフレインが叫んでいる」のように・・・。

いよいよ目的地のストラトスフィアに到着だ。
如何せん東京タワーよりも高い建物なだけに遠くからでもこの突起物は目に留まる。吾輩のナニと同じ様で、そそり起つタワーの高さは350m、下にある建物(ナニで言うとキ●●マの部位だな)がホテルになる。ここにあるカジノは専らローカル客が多いと聞く。比較的ビギナーには遊びやすいカジノではないだろうか・・・。

しかーし!!
吾輩が興味を示すのはタワー展望台デッキ(ナニで言うとカ●首の部位だな)にあるアトラクションなのだ!!これこそ御上りさんには是非体感して貰いたい超絶叫マシーンである!!
(ただし、心臓が弱い諸君は控えてくれたまえ)

■三大超絶マシーン 天の三連星

★Big Shot(ビッグショット)

タワー最上部から更に天へと放出される打上式のフリーフォールといえばイメージできるかな?詳しくは下の動画を観てくれたまえ。下に落ちるフリーフォール同様、一瞬の出来事ではあるがドピュッと発射するまでの着席時間が恐怖を煽る。
しかし、この三大の中では一番安心して乗れるアトラクションではないだろうか・・・。

★INSANITY(インサニティ)

遊園地で見受けられる空中ブランコ的な乗り物だが、なっ!なんとタワーの外側へと宙づりのまま放出されるのだ!超絶MAXまさにクレイジーにも程がある!!
また、夜に乗るのと昼に乗るとでは絶叫度も大きく変わるという。夜の場合は若干ではあるが恐怖心が和らぎ夜景を楽しむ余裕すら出るが、昼間に乗る奴の気が知れん。

★X Scream(エックススクリーム)

長さ20m強のレールを上下にスライドする乗り物だ。一見すると然程でもと感じるやも知れぬが、これもまたタワーの外側へと放出されるので絶叫度が増すことは言うまでもない。
数百種類におよぶ動作パターンがあるため、乗る度に違った動作が味わえるのもエックススクリームの特徴の一つだ。インサニティはさすがに無理!という諸君には、こちらの乗り物に留めておいた方が身のためであろう。

吾輩はかつてビッグショットを体感し、その例えをこう伝えたことがあった・・・。
アナルから突如ゴーヤを突っ込まれ、そのゴーヤの凹凸感をアナルで味わう間もなく口から飛び出す思いをした・・・と。

どうだ諸君?
その恐ろしさがイメージ出来たであろう・・・。

今回は満を持してインサニティに乗るべくストラトスフィアへ訪れた訳だが・・・。

今日は強風のためアトラクションが休止だというのだ!!!何とも運が悪いことよ・・・。

遊園地でフライングカーペットに乗った幼き日、初めてアナルがキュッとする初恋の如く淡い蕾がうずく体感が忘れられずにいた今日この頃・・・。

やっと楽しみにしていたTBS系列の番組「毎度おさわがせします」が野球中継のため中止!というガッカリ感に似た思い出が走馬灯の様に浮かんでは消えていった・・・。

私にはスタートだったの、あなたにはゴールでも・・・、その昔好きだったJ-Walkの歌詞「何も言えなくて・・・」を知らぬ間に口ずさんでいた。

実体験した内容をここで伝えられないのが残念だが止むを得まい・・・。

では、また会おう諸君!さらばだ・・・(ゲスラー総統万歳)!

と、何処かしら安堵した表情を思い浮かべるゲスラー総統であった。つづく・・・